院長が第26回Pre-Tucson courseの幹事/指導を担当しました
投稿日:2024年12月17日
カテゴリ:スタッフブログ
中久木正明は11月11日から3日間、東京で開かれた矯正歯科医師を対象に行われた講習会第26回Pre-Tucson courseの幹事、指導を行いました。
この講習会はアメリカで1941年から矯正歯科治療理念と技術を共に教えるTweed Study Courseの開催地、アリゾナ州ツーソンから名前を取り、日本人矯正歯科医師にとってハードルの高かった同コース受講に備えた準備コースとして発足し、今年は26年目を迎えました。
受講生はこの間増減ありましたが、近年は増加傾向で、今年は今までより広い会場へと移動した上で54名の受講生を迎えました。
コースはある程度経験ある矯正歯科臨床医が受講渡米に備えた準備コースという開設趣旨だったため、長年オリジナルの英文教材を用いていました。
他方、矯正歯科を学び始めて日の浅い臨床医や歯科大学医局に在籍する研修医や大学院生が、矯正歯科臨床の基礎部分を大学や指導者の枠にとらわれず学びたいというニーズが高まっており、これに応える形で今回、図説を加えた日本語版参考書を公式に副教材としました。
1920年代にアメリカでAngleにより考案されたエッジワイズ矯正装置とそれに明確な治療理論と治療手技を与えたTweed-Merrifield法。
100年を超えた今もなお、歯を意思を持って正確に動かすことを求める矯正歯科医にとってベストな方法としてその価値は色あせることはありません。
受講生の皆様にはこれからもエッジワイズ治療の研鑽を積んでいただき、様々な症例に十分対応できる矯正歯科医に成長してもらうのが我々の願いです。
そのための手助けになればという思いで来年以降も尽力してまいります。
▼Pre Tucson course紹介冒頭動画
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